水道水における有機フッ素化合物(PFAS)について
有機フッ素化合物とは
有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素が結合した有機化合物であり、総称をPFAS(ぺルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼んでいます。
PFASの中でも、PFOS(ぺルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ぺルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきましたが(※1)、環境中では分解されにくく、蓄積性が高いという性質を持っています。
※1 PFOSは、半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOAは、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに使われてきました。PFOSは平成22年に、PFOAは令和3年に、製造・輸入等が禁止されています。
水道水の水質基準
水道水においては、水質管理目標設定項目に位置付けられ、暫定目標値として「PFOS及びPFOAの合算として 50ng(ナノグラム)/L 以下」が厚生労働省により設定されました。なお、水質基準項目の「フッ素及びその化合物」は、フッ素とナトリウムなどの無機物が結合した物質であり、有機フッ素化合物とは異なるものです。
検査結果
南部町では、町内の簡易水道水系の原水、小規模水道水系の浄水のPFOS及びPFOAの検査を11月に実施したところ、全ての箇所で目標値の 50ng(ナノグラム)/L 未満でありました。
この結果により、水道水を安心してご利用いただくことができます。
今後も、安心・安全な水道水の供給に努めてまいります。
関連リンク
お問い合わせ先
南部町役場 水道環境課
〒409-2192 山梨県南巨摩郡南部町福士28505番地2
TEL:0556-66-3407