家庭での日頃の備え
家庭内の防災対策
我が家の防災スタートブック
平成29年1月26日に開催された山梨県防災講演会の「地域の防災力を高める~近年の大災害に学んで~」の中で、講師の鍵屋一氏(跡見学園女子大学観光コミュニティ教授)が説明した資料です。「我が家の防災スタートブック」と言う表題の資料です。
「我が家の防災スタートブック(1)持ち出し品」「我が家の防災スタートブック(2)重要情報」「我が家の防災スタートブック(3)減災編」「我が家の防災スタートブック(4)その時編」の4部構成になっています。
「我が家の防災スタートブック(1)持ち出し品」は、まず自宅から脱出し、最寄りの避難所などへ行く場合の必要備品のリストです。重要なのは情報系グッズで、携帯・スマートフォン・電池式充電器・家族情報シート等です。(家族が行方不明の場合、家族の写真をもっていれば情報収集に役立ちます。)
標準的な持ち出し品リストもあり、基本品目33点をリストアップしています。「貴重品・女性用品・高齢者用品・赤ちゃん用品・薬手帳」なども必要です。
「我が家の防災スタートブック(2)重要情報」は、家族のめいめいの写真など家族の情報を事前に作成、保険証のコピー等と一緒にして非常持ち出し袋に入れておくことが大事です。
「我が家の防災スタートブック(3)減災編」は、家屋の耐震化と、室内の家具転倒防止策、安全対策を具体的に記述されています。
「我が家の防災スタートブック(4)その時編」は、地震発生直後の心得と冷静な行動を促すための記述がされています。的確な情報の収集をテレビ、ラジオ、携帯、公的機関から入手することと同時に、人命救助を最優先に自分より厳しい被災者への支援(支援力)。困っている事・必要な物資の要請を公的機関に伝える(受援力)ことを心掛ける必要があります。
大規模地震に備えて、今一度チェックみてはいかがでしょうか。
「我が家の防災スタートブック」を活用してください。
- 我が家の防災スタートブック(1)持ち出し品(79KB)
- 我が家の防災スタートブック(2)重要情報(30KB)
- 我が家の防災スタートブック(3)減災編(39KB)
- 我が家の防災スタートブック(4)その時編(48KB)
落下・転倒防止対策
- テレビは高い所に置かない
- 棚やたんすの上に重い物を置かない
- 本棚やロッカーなどの収納物は軽いものを上に、重いものを下に置く。
本棚の本は棚ごとひもで固定する事が有効です。 - 家具は固定できるものは固定する
家具の転倒を防止する方法は、直接柱に固定するか、間柱、胴縁に固定するとよいでしょう。
いずれの場合も、家具との間に遊びができないように注意。木ねじ、ヒートン、L型金具があれば簡単にできます。
火災防止対策
- 暖房器具の対震自動消火装置が作動するかどうかを定期点検する。
- カーテンはできるだけ防炎加工のものに。
- ガスレンジなど火元のまわりは不燃化するとともに、いつも整理整頓を。
- 消火器は一定のところに置き、まわりに物を置かない。
- ガス台の上には棚などをつくらない。
身の安全対策
- 室内にガラスが飛散した場合を考え、運動靴(できるだけ底の厚いもの)などの用意を。
- 幼児やお年寄りの部屋、寝室にはできるだけ高さのある家具を置かない。
- ガラス戸の近くには家具を置かない。
- 階段には、すべり止めや手すりをつける。
非常持出品の備え
家族構成などを考慮して各家庭で必要なものを加えましょう。
すぐ持ち出せるようにひとまとめにしておくことがポイントです。
非常持出品の一例
非常食(家族3日分の食料)
飲料水(水筒・ビン入り)・カンパン・缶づめ類(缶切り)・ビスケット・インスタント食品
救急セット
消毒液・傷ぐすり・脱脂綿・包帯・ガーゼ・ばんそうこう・ハサミ・家庭常備薬
衣類
セーター・ジャンパー・下着1~2枚・靴下・タオル・石けん・軍手・厚手のゴム手袋・毛布または寝袋
赤ちゃんがいる場合
粉ミルク・ほ乳びん・紙おむつ
お年寄りがいる場合
タンカ・看護用品・常備薬・おむつ
その他
現金(10円玉も)・預金通帳・印鑑・証書類・懐中電灯・電池・卓上こんろ(ガスボンベ)
ローソク・マッチ・ライター・携帯ラジオ・サラシ1反・防水ビニールシート・ナイフ
家の周りの対策
- プロパンガスのボンベは鎖でしっかり固定する。
- ブロック塀や石垣のくずれは補強する。
- 不安定な屋根上のアンテナや屋根瓦は補強する。
- ベランダの植木鉢などの整理整頓を。
お問い合わせ先
南部町役場 交通防災課
〒409-2192 山梨県南巨摩郡南部町福士28505-2
TEL:0556-66-3417
FAX:0556-66-2190